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初心者の頃には様々な困難に出くわすと思います。 特に小谷・源流の釣りは一つ一つのポイントが小さいためかなりの移動が必要です。 つるつる滑る石や岩の上を歩き、腰までつかって川を渡ったり、 川を上れないときは脇の山や崖を登ったり(高巻きという)、 ヤブこぎをしたり移動だけで大変です。 夏には、蚊やアブに刺されたり、マムシやスズメバチに恐怖したり神経も消耗します。 いざ釣りが始まっても、竿を振るとすぐに枝掛かりしたり、 根掛かりしたり、やっと魚が釣れたかと思うと沈木にからまって取り込めなかったり 本当に情けなくなるほど多くの困難がふりかかってきます。 初心者は、釣り時間の半分は、枝や根にひっかかった糸をはずしたり、 切れたハリスを交換したりするのに費やします。 そんなつらい思いをしてでも一日2、3匹釣れたらマシな方。ボウズはしばしば。 そんなわけで、渓流釣りを始めるのには相当の覚悟が必要です。 源流部に入れば、格好も何もありません。滑ったり、転んだりして、 泥まみれ、水浸し。ファッションで渓流釣りをしようなどとは 決して考えないでください。 こんなに悪いことばかり書くと、やる気がなくなるかもしれません。 しかし、渓流釣りは自然が大好きな人にとっては本当に楽しい遊びです。 我々の奥底に眠っている、野性や狩猟感覚が目覚めてきます。 また、自然を学ぶのには最も適した活動だと思います。 とにかく、やってみないと渓流釣りの楽しみやおもしろさはわかりません。 PR |
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